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じくはら石油(鳥取・倉吉市) 鳥大生の卒論制作に協力

「SS過疎地問題」考察へライフライン機能など説明

 鳥取県倉吉市のじくはら石油(鳥取県倉吉市、竺原直博社長・ENEOS系)が、地元、鳥取大学地域学部を今年3月に卒業した藤井純也さんの卒論制作に協力し、地域生活に不可欠な燃料供給というライフラインとしての役割や非常時対応「住民拠点SS」としての機能、さらに同社が取り組む「ガソスタむすめ」の活動内容や得られた効果などを伝えた。
 藤井さんは在学中の4年間SSに勤務しており、SSが地域に果たす役割の大きさを日頃から肌で感じてきたという。大学2年の時に携わった「地域調査プロジェクト」では、倉吉市関金地区においてJA店舗が撤退し買い物の場が失われた事例を調査。この調査で地域生活の変化を目の当たりにした経験もきっかけとなり、「ガソリンスタンドは給油をするだけのインフラなのか?」というテーマで卒論を書くこととした。全国的なSSの減少、「SS過疎地問題」が顕在化していることを受け、減少リスク地域での維持策を探る必要性を感じ、関金地区を対象に事例研究を行った。また、SS過疎地問題およびSSの捉え方を改めて見直し、従来の議論では見落とされがちな側面を明らかにすることを目的とした。
 4章構成になっており、第1章ではSSの定義や業界の変遷を整理し、地域インフラとしての位置付けを確認。第2章では、資源エネルギー庁や消防庁の資料を基に、SS過疎地問題の全国的な動向や発生要因、地域生活への影響を分析した。第3章では、市町村合併後の行政区域再編に着目。潜在化してしまったSS過疎地があることを明らかにし、現在の行政によるSS過疎地の把握の仕方では漏れてしまうエリアがあり得ることを指摘。第4章では関金地区の事業者へのヒアリングを通じ、中山間地でSSを運営する意義を明らかにした。最後に、各分析結果を考察し、今後の展望について論じている。